製品パンフレットで、
企業のミッションも伝えるには。
ニチハ株式会社 ニチハ オフセットサイディング





ニチハの課題
2050年、CO2など温室効果ガスの排出量と、木々などによる吸収量を±ゼロにするカーボンニュートラルの実現は、喫緊に解決すべき社会課題として注視されています。ニチハはこうした状況を迎える前から、環境問題の解決に向けて果敢に取り組んできました。その一つが、1980年代に開発され、2014年より総称を「オフセットサイディング」として販売している外壁材です。
大きな特徴は、間伐材や国産材から建築用資材を切り出す際に生じる端材を木材チップに加工し、外壁材の原料としていること。端材の活用で廃棄を減らすだけでなく、国産木材の利用促進、さらには外壁として張ることでCO2の放出を防止し、地球温暖化防止に貢献します。
「捨てられる材料の有効活用はできないだろうか」。ニチハのこの考えは、持続可能な循環型社会の実現を推進する出発点になっています。
DDMの答え
私たちに与えられたのは、企業のミッションとソリューションを、いかに分かりやすく届けるかという課題が一つ。加えて、製品カタログとして販売促進にも有効なツールにする必要がありました。選択した方法は、カーボンニュートラルの実現をめざした、ニチハのコンセプトブックをつくること。まず、いま世の中で何が起こっているのか、なぜそうなったのか、どうしたら解決に近づくのかを、中学生に語りかけるように解説して、ニチハの活動の背景を伝えます。その上で「オフセットサイディング」の果たす役割を紹介し、この外壁を選択することがカーボンニュートラルへの貢献につながると施主に訴えます。
ニチハがめざすことは、自分や次の世代にも関わる!そんな「自分ごと化」を、コンセプトブックのゴールにしたのです。2021年に作成したこのツールは、現在でも活用されるとともに、同様の考えで制作された動画も閲覧され、ニチハの企業理解につながっています。
クリエイティブディレクター 所新二
アートディレクター 熊田綾子
コピーライター 東 芳弘